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ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~【第1話感想】面白くない

 

 

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二宮和也さん、大沢たかおさん、中谷美紀さん出演ドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』第1話が放送されました。キャストは豪華ですが内容が乏しく視聴中も関係ないことばかり考えてしまいました。初回の出来だけで言えば、正直ここ数年で最低かもしれないと個人的には思います。

 

放送日・あらすじ

放送枠

フジテレビ 月曜日 21:00~

放送日

2023年10月9日

あらすじ

ストーリー 第1話 | ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~ - フジテレビ (fujitv.co.jp)

配信状況は公式サイト、またはこちらでご確認ください↓
ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~ - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarksドラマ

基本情報

原作

ありません

脚本

徳永友一

キャスト

主要人物

勝呂寺誠司(二宮和也)
銃殺事件の容疑をかけられる記憶喪失の男。
倉内桔梗(中谷美紀)
テレビ横浜の報道番組のキャスター。
立葵時生(大沢たかお)
老舗レストラン「葵亭」のシェフ。
周辺人物
蜜谷満作(江口洋介)
警視庁・組織犯罪対策部の管理官。
狩宮カレン(松本若菜)
神奈川県警刑事部捜査一課の主任警部補。
笛花ミズキ(中川大志)
国際犯罪組織の2代目ボス。
八幡柚杏(中村アン)
謎の女。

横浜テレビ

立葵査子(福本莉子)
新人記者。時生の娘。
折口康司(小手伸也)
報道制作局長。桔梗の同期。
前島洋平(加藤諒)
スタッフ。
黒種草二(大水洋介)
デスク。
国枝茂雄(梶原善)
ベテランカメラマン。
筒井賢人(丸山智己)
新社長。横浜テレビの大株主である銀行から、経営改革のために出向してきた

葵亭

竹本梅雨美(桜井ユキ)
ソムリエール。
細野一(井之脇海)
厨房のアルバイト。
蛇の目菊蔵(栗原英雄)
ベテランのギャルソン。葵亭に入る前は三つ星のフレンチ店で勤めていた。
山田隆史(今井英二)
警察官。

その他

真礼(佐藤浩市)
謎の男。横浜の自宅で愛犬フランを飼う。

相関図はコチラ↓
相関図 | ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~ - フジテレビ (fujitv.co.jp)

 

感想

グランドホテル方式?

グランド・ホテル形式 - Wikipedia

グランド・ホテル形式とは、ホテルのようなひとつの場所を舞台に、複数の登場人物の人間ドラマを並行して描く物語の手法のことを指します。

三谷幸喜さんの『有頂天ホテル』が分かりやすい例ですね。
このドラマを観て三谷幸喜さんっぽいと思った方がいたとすればこれが原因かも。
特にレストラン編が舞台っぽいんですよね。

このドラマは3人の主人公がいて登場人物が並列的に描かれているわけではない点や、舞台がホテルのような一ヵ所に限られず、テレビ局やレストラン、警察、横浜市街と複数ある点など、厳密にはグランドホテル形式とは言えないのかもしれません。
しかし、似たようなものだと思います。

クリスマスの一夜が舞台になっているということで『ラブ・アクチュアリー』がこの作品に一番近いのではないでしょうか?

ラブ・アクチュアリー : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

他にも最近の日本映画で言えれば『エイプリルフールズ』であるとかが思い浮かびますね。

このグランドホテル形式の最大のメリットは豪華キャストを出演させることが出来る点です。
実際このドラマもかなりの豪華キャストでした。

演出:鈴木雅之氏

まずこのドラマを観て多くの人が木村拓哉さんの『HERO』っぽいと感じたと思います。
シンメトリーの映像だったり、画面に向かって話しかけてくるような演出だったり、料理を真上から撮影する感じだったり『HERO』と共通しています。
それもそのはず、このドラマを演出しているのは『HERO』を手掛けた鈴木氏なんですね。
この方の過去作をご覧になれば合点がいくと思います。
佐藤浩市さんのナレーションから漂う森本レオ感の正体も分かるでしょう。

鈴木雅之 (演出家) - Wikipedia

『ラジエーションハウス』、『元カレの遺言状』などにも似ていますね。
最も似ているのは『マスカレード・ホテル』かな?

初回の感想

さて、前置きが長くなりましたが初回の感想を書きます。
90分観ていましたが、正直に言って面白い箇所が一ヵ所もありませんでした。
あったのかもしれないですが、私は気付かなかったです。

いや、正確に言えば何個かあったはずなんですけど思い出せないんですよね。
30分観たあたりで集中力が途切れてきて画面を眺めるだけの時間になってしまったんです。

というのも3つの軸があってそれを行き来するのですが、3つともテイストが違うし、どれも興味が湧かないんですよね。

観ながら考えていたこと

じゃあこのドラマを観ながら私が何を考えていたかというと、過去作のことです。
以下、私が視聴中にぼんやり考えていたことです。

  • 江口さんは『逃亡者』っていうドラマやっていなかったっけ?
  • 江口さんは『ランチの女王』でデミグラスソースにこだわっていたなぁ。
  • 二宮さんの『流星の絆』もレストランの話だったよなぁ。
  • 二宮さんは『プラチナデータ』でも逃げていたなぁ。
  • 大沢さんも『AI崩壊』で逃げてたなぁ。
  • 大沢さんと中谷さんは『JIN』に出てたなぁ。
  • 桜井さんは前クールの『真夏のシンデレラ』にも出ていたなぁ。
  • 福本莉子さんは『トリリオンゲーム』のリンリンっぽいなぁ。
  • 松本若菜さんの役は『ストロベリーナイト』っぽいなぁ。
  • 中川大志さんとか『鎌倉殿の13人』に出ていた人も結構いるなぁ。
  • 『踊る大捜査線』っぽさもあるなぁ。

こんな感じで頭の中を「そういえば……。」が駆け巡るドラマなんです。

今後に期待

このドラマはクリスマスの1日の出来事を10話かけて描きます。
映画なら2時間でまとめる内容に8時間ほど費やすわけですからかなり間延びしそうです。

実は最近このドラマのコンセプトに似た作品が1つだけ作られています。

はい、『大病院占拠』ですね。

『大病院占拠』はドラマとしては失敗作ですが、毎回鬼の正体を小出しにしたり、クイズのようなトリックを散りばめたり、視聴者の関心をひく仕掛けは多数されていました。

このドラマにそういうものがあるのか?次回以降に期待です。

まぁ、『元カレの遺言状』も初回は面白くなかったけど徐々に面白くなりました。
初回だけが異常につまらないドラマというのも確かに存在するんです。
このドラマもまだ面白くなる可能性は十分あります。

クリスマスが近づけば自然と盛り上がってくるでしょうし、もうちょっとだけ我慢して観てもいいかもしれません。

おわりに

二宮さんと大沢さんが逆の方がしっくりくる気がするなぁ。
あと、バイクに乗り換えるシーンなんだけど、先にバイクを見せてから「あれ、いない!」って言われても面白くもなんともないんだよねぇ。