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時をかけるな、恋人たち【第9話感想】

 

 

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吉岡里帆さん、永山瑛太さん出演ドラマ『時をかけるな、恋人たち』の第9話が放送されました。二人の逃避行や時空犯罪の傍らで、廻の後輩の恋人・梓の一途な恋が描かれましたが、このエピソードがとても面白かったです。

放送日・あらすじ

放送枠

フジテレビ 火曜日 23:00~

放送日

2023年12月05日

あらすじ

09 | ストーリー | 時をかけるな、恋人たち | 関西テレビ放送 カンテレ

配信状況は公式サイト、またはこちらでご確認ください↓
時をかけるな、恋人たち - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarksドラマ

基本情報

原作

ありません

脚本

上田 誠(ヨーロッパ企画)

キャスト

主人公

常盤廻(吉岡里帆)アートディレクター。
井浦翔(永山瑛太)タイムパトロール隊員。

タイムパトロール隊

天野りおん(伊藤万理華)オペレーター。
八丁堀惣介(シソンヌじろう)メカニック担当。
和井内秀峰(石田剛太)隊長。

相関図はコチラ↓

キャスト&スタッフ | 時をかけるな、恋人たち | 関西テレビ放送 カンテレ (ktv.jp)

感想

面白かったです。

これまでは廻の視点で描かれていたので、後輩の婚約者で受付の梓に関しては唐突に登場した恋敵程度の役割でしか描かれていませんでした。
第1話で彼女の話は登場してはいたのですが、正直言ってそれほど重要なものとも思わず、忘れていました。

しかし、今回梓の視点が追加されたことでストーリーに深みが出ましたね。
いちばん些末なキャラクターにまでしっかりとしたストーリーが用意されていることで世界観が広がったような気がします。

一途

何度もデートの約束をすっぽかされているのに小言の一つも言わない梓の一途さは観ていてグッときます。
SF好きの広瀬の方からデートを持ち掛けたにもかかわらず、放っておかれているようです。

広瀬と話を合わせるために好きでもないSFについてノートにまとめるぐらい勉強している姿は健気ですね。
そんな彼女がタイムスリップしてきた廻たちと鉢合わせるのは一種のご褒美のような感じでしょうか?

『ミッドナイトインオフィス』とは映画『ミッドナイトインパリ』のオマージュです。
ミッドナイトという点以外はそれほど似ていないですね。

とにかく、私の中ではこのドラマで一番応援したい人物は梓になりました。

時空犯罪

本格的な時空犯罪が描かれたのは今回が初めてです。
面白かったのは報酬を金塊で支払っていたことですね。
「株は足がつきやすい」というのも脱税やインサイダー取引を想起させるセリフでした。
その忠告を無視して猿谷が株に手を出し、案の定足がつくのもリアルです。

「そんなピュアな話ないだろ!」と隊長が廻たちにツッコミを入れていましたが、逆に言えばタイムトラベルをすると容易に金儲けをする手段がそこら中に転がっていて、普通は誘惑に負けてしまうのでしょうね。

「マグロが未来では絶滅している」という話を聞いたときに、「今のうちに食べておこう」という発想になってしまうところに、彼の人間性の一端も表現されていました。

おわりに

次回から最終章に入り、これまでのエピソードをまたにかけて壮大な辻褄合わせが行われるようです。
ここからの展開を見たくて今まで視聴していた面もありますので非常に楽しみです。

 

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