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ハヤブサ消防団【第5話感想】アビゲイル騎士団について

 

 

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中村倫也さん、川口春奈さん出演ドラマ『ハヤブサ消防団』第5話は立木(川口春奈)の過去について3回に分けて回想されました。会社の裏切りに合いアビゲイル騎士団のコミュニティに惹かれた立木の話は本当っぽいですが、少なくとも彼女がまだ隠し事をしていることは確かなようです。

放送日・あらすじ

放送日

2023年8月17日(木)21:00~ テレビ朝日系列で放送

あらすじ 

第5話|ストーリー|木曜ドラマ『ハヤブサ消防団』|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)

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ハヤブサ消防団 - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarksドラマ

原作

池井戸潤『ハヤブサ消防団』

 

キャスト

三馬太郎(中村倫也)スランプ気味の作家。
立木彩(川口春奈)映像ディレクター。

藤本勘介(満島真之介)団員。「八百万工務店」勤務。
徳田省吾( 岡部たかし)班長。「一徳堂」の店主。
森野洋輔(梶原善)副分団長。土木課に勤務。
宮原郁夫(橋本じゅん)分団長。「宮原養鶏」を経営。
山原賢作(生瀬勝久)部長。「山原林業」社長。
賀来武彦(福田転球)協力団員。「居酒屋サンカク」店主。

江西佑空(麿赤兒)「隋明寺」の住職。
野々山映子(村岡希美)住民。
村岡信蔵(金田明夫)八百万町の町長。
山原浩喜(一ノ瀬ワタル)札つきのワル。第1話で死亡。
波川志津雄(大和田獏)幼少期の太郎を覚えていた。引っ越す。

真鍋明光(古川雄大)「ルミナスソーラー」営業スタッフ。
中山田洋(山本耕史)出版社「草英社」の編集者。
山原展子(小林涼子)謎の女性。

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相関図・キャスト|木曜ドラマ『ハヤブサ消防団』|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)

感想

凝った演出

今回は冒頭いきなり回想からはじまりました。
その後もう一度回想があって、さらに太郎に対して過去を語るシーンもあります。
つまり、今回はほとんど立木の過去に関する回想なんですよね。

それ以外の部分もアビゲイル騎士団について語るための舞台装置のようなものになっていて、放火の件は一旦脇に置かれました。

ドラマの撮影シーンは太郎が立木の過去を知ってしまい関係を深めることに躊躇していることを描くため、さんかくで消防団員に相談するのシーンはアビゲイル騎士団の事件の顛末を説明するとともに太郎が立木と向き合う動機付けのために用意されています。

途中中山田がアビゲイル騎士団と放火の関連性を疑う発言をしていましたが、それ以外は直接放火とは関係ない話でしたね。

これだけ本筋と関係のない回想が続くと普通なら退屈しそうなものですが、演出が凝っていて飽きませんでした。

一回目の回想は立木が東京アーツムービーに入社してから『ループ』の脚本が認められるまでを結構強引につないで早足で振り返る内容でした。
2度目の回想は脚本のクレジットを奪われゴーストライターにされてしまうところまで、最後は立木の口から太郎に語る形式で退社と入会から脱会までが語られました。

途中で部屋の壁にアビゲイル騎士団の教義が投影されていたり、円が強調されていたり、これまでにはない演出が多かったですね。

アビゲイル騎士団について

この宗教法人のモデルについては複数考えらえれますが、やはりオウム真理教の一連の事件が色濃いですね。
対外的なテロ行為と内部のリンチ事件という大きな差はありますが、高学歴な幹部であるとか、あの弁護士・杉森の感じとかは似ていました。

ただ、立木の口から語られた教団の内部は牧歌的というか素朴な雰囲気がありました。
弁護士もカルト宗教のイメージを利用して有利に交渉を進めるという自嘲気味な感じがありますし、社長に盲従する制作会社の方がよっぽどカルト的だと相対化する面もありました。

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これが立木の本心なのか、あるいは立木が現在も強い信仰心を持ち続けていて嘘をついているのかでかなり変わってきますね。

立木の制作したドラマのタイトルは『ループ』ですし、彼女とこの教団の相性はかなり良かったことが予想できます。
それに広報担当って教団の結構中枢ですよね。

反社会的宗教団体を法規制”10個の基準”とは?フランス「反カルト法」は日本でも可能?|FNNプライムオンライン

ちなみにアビゲイル騎士団は少なくとも「身体に対する危害」は行っているのでカルトです。

不敵な笑み

結局太郎は立木の過去を受け入れ立木を抱きしめるのですが、その時の立木の表情がホラーでした。
壁に飾られた例の女性の写真を見つけて不敵な笑みを浮かべるんですね。

このドラマでは毎回サブタイトルが最初の方で大きく映し出されるのですが、今回「ある女の運命」と最後にドンっと持ってきてました。

彼女がまだ隠し事をしていること、それがあの老婆やこの写真の女性に関連していることは明らかです。
アビゲイル騎士団の件も嘘かもしれません。

おわりに

お寺への寄付、アビゲイル騎士団、謎の集団と宗教がらみの問題がどんどん増えています。
でもスピンオフが作れれているということは立木はそれほど悪い人ではないのでしょうね。

アビゲイルの円環とハヤブサ地区のさんかくは対比されているのですかね?