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春になったら【第9話感想】

 

 

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木梨憲武さん、奈緒さん出演ドラマ『春になったら』第9話が放送されました。結婚式と葬式の準備が進められる中、雅彦はついに倒れてしまします。タイムカプセルに込められた幼少期に思い描いていた未来と、60年間の人生が対比され「本当の幸せとは何か?」を問う内容になっています。

 

放送日・あらすじ

放送枠

フジテレビ 月曜日 22:00~

放送日

2024年3月11日

公式サイト

春になったら | 関西テレビ放送 カンテレ

基本情報

原作

ありません

脚本

福田靖

キャスト

椎名瞳(奈緒)
椎名雅彦(木梨憲武)
岸圭吾(深澤辰哉)
⼤⾥美奈⼦(⾒上愛)
黒沢健(西垣匠)
神尾まき(筒井真理子)
杉村節子(小林聡美)
川上一馬(濱田岳)

相関図はコチラ↓

CHART | 春になったら | 関西テレビ放送 カンテレ

感想

雅彦倒れる

今回雅彦(木梨憲武)は倒れてしまいました。
余命宣告をされた3か月が近づいているので無理もありません。

雅彦自身が危惧していたように瞳(奈緒)の結婚式に出席できるかどうか、体調的に微妙になってきました。
仮にそれまで生きていたとしても、会場に行けるかどうかも怪しいです。

そんな雅彦の様子をみていると「簡易的でもいいから早めに式を挙げればいいのに」って思ってしまいます。
父のための結婚式を挙げたいのであれば一番考慮すべきは日程ですよね。

放送開始当初は特に不自然とは思わない設定でしたが、その日が近づくにつれて違和感が出てきました。

結婚式と葬式の準備

式で提供するメニューを試食したり、葬式の会場を下見したり、結婚式と葬式の準備が並行して進められました。
父のために特別なことをしてあげたいと願う瞳と、明るく楽しい葬式にしたいという雅彦の様子が描かれていましたね。

自分の葬式の準備にこだわる理由を雅彦は「自分は参加できないからさ」と答えています。
この言葉を受けて、おそらく次回以降結婚式と生前葬を同時に行う展開になってくるのではないかと予想できますね。
岸圭吾(深澤辰哉)が両方の式の司会を担当することも決まっていますし、収まりがいいです。

遺影

冒頭、瞳たちが学生時代に写真部として活動している様子から始まりました。
瞳がとる人物写真からはその人が心を許していることが伝わってくることが語られています。
そんな中、雅彦の遺影を学生時代からの仲間が集って撮影するのは見ているだけで楽しいですね。
久しぶりに機材を持ち出して撮影を進める彼らのセミプロ感がリアルでした。
瞳に遺影をとってもらうのと、瞳“たち”に遺影をとってもらうのとでは、雅彦にとって意味が変わってくるのだろうなぁと感じました。

タイムカプセル

今回のタイムカプセルのエピソードは感動的でした。

空飛ぶ車、宇宙旅行など子供のころに思い描いていた輝かしい未来はほとんど叶っていないです。
そして「100歳まで生きていますか?」というメッセージを余命1か月になった今読んでいるのもコントラストが効いています。

「子供のころに想像した夢は叶えることができなかったけれど、それ以上の幸せをつかんでいる。」っていうことが手紙を通して実感できて、「いい人生だった」と思えるようになっていました。

少し気になったのは、手紙の内容が今の状況から逆算して書かれている点です。
質問の内容と順番が整いすぎているんですよね。
「子供が10人いますか?」に対して「一人しかいないけど瞳と出会えてよかった」となるのは、1人しかいないことを知っている人が考える質問なんですよ。
よく考えれば「100歳まで生きていますか?」という質問も変です。

作為的なところが見え隠れしたのはあまりよくなかったかも。

おわりに

次回英会話を勉強していた理由が明らかになるようです。
最終回は式の様子と後日譚ってことになるのかな?