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Believe(テレビ朝日・木曜9時・木村拓哉)第7話感想

 

 

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木村拓哉さん出演ドラマ『Believe』第7話が放送されました。下請けとゼネコンの関係性など社会派な一面を盛り込みつつ、徐々に事件の全体像が明らかになる回でした。第7話にもかかわらずそれぞれの思惑がはっきりしないところに、このドラマの面白さがあります。

放送日・あらすじ

放送枠

テレビ朝日木曜日 21:00~

放送日

2024年6月6日

公式サイト

テレビ朝日開局65周年記念 木曜ドラマ『Believe-君にかける橋-』|テレビ朝日

基本情報

原作

ありません

脚本

井上由美子

(『緊急取調室』『BG〜身辺警護人〜』)

キャスト

狩山陸          木村拓哉
狩山玲子      天海祐希
本宮絵里菜  山本舞香
南雲大樹      一ノ瀬颯
磯田典孝      小日向文世
秋澤良人      斎藤工
林一夫         上川隆也
黒木正興     竹内涼真
坂東五郎     北大路欣也

相関図はコチラ↓

相関図・キャスト|テレビ朝日開局65周年記念 木曜ドラマ『Believe-君にかける橋-』|テレビ朝日

感想

キャラクター同士の関係性

今回は事件の輪郭がおぼろげながら明らかになりましたね。
新しい事実が明らかになったというよりは、これまで断片的に示されていたキャラクター同士のつながりが一覧的にまとめられたことで、関係性がはっきりとしてきました。
しかしはっきりしないこともまだまだたくさんあります。

ゼネコンと下請け

今回狩山陸(木村拓哉)が接触したのは坂東五郎(北大路欣也)でした。
彼は事故の真相をかなり深い部分までつかんでいましたが、沈黙しています。
下請け企業としてゼネコンの意向に背くことは会社をつぶすことを意味するため、社員思いの彼は事実の隠ぺいに加担してしまったのでしょう。
「ゼネコンと下請けの間には川が流れており、そこに橋はかかっていない」という彼の言葉には説得力があります。
坂東の息子が最初「社長」と呼んでいたのに最後には「親父」と呼んでいたのも面白いですね。
外国人実習生の話や下請けに仕事を流すゼネコンとそれを引き受ける下請け企業の共依存・共犯のような関係にも切り込んでいて、社会派な側面も感じられる回でしたね。

坂東は事故に至る経緯を詳細に目撃しており、安い部材に交換したワイヤー付近に重量をかけることで事故を意図的に引き起こしたことや、報酬が帝国建設の常務・社長から渡されていることも知っていました。
事件の黒幕が徐々に明らかになっているのですが、「なぜ開発に積極的な面々が橋を崩落させなければならなかったのか?」という謎が全く分かりません。
この理由がどのように説明されるかによって、このドラマの完成度は変わってくるでしょうね。

都知事

自身の脱走が成功したことに今更違和感を抱いた狩山が、林(上川隆也)の人物像を調べるように黒木(竹内涼真)に依頼しました。
林が放火の被害にあっていたことや、都知事と接触していることはこれまでも明かされていましたが、この二人の接点は都知事の法務副大臣時代にあることがわかりました。

しかし、ここでも狩山を脱走させる目的ははっきりしません。
帝国建設を計画から外すためだとしても、よくわからないです。

よかったのは、磯田典孝(小日向文世)という人間が目的のためならすぐに頭を下げる男であることが分かったところですね。
彼は元官僚で、建設会社の生え抜きではないですし、何がしたいのか、どれぐらい優秀な人物なのか、よくわかりません。
今回頭を下げた際にいったセリフは狩山に対するものとほぼ一緒で、彼が狩山を思っているわけではないことだけはわかりました。

弁護士を解任

さて、秋澤良人(斎藤工)が解任されました。
彼が一番立場がはっきりしない男ですね。
このドラマって、第7話にもかかわらず、ほぼすべてのキャラクターが本心を明かしていないんですよ。
でもなんとなく信頼できる人物とそうではない人物が色分けされつつあるのが面白いです。

今回南雲は狩山を裏切っていたことも明らかになり、またしても微妙な立ち位置のキャラクターが増えてしまいました。

おわりに

ろっ骨が折れているというのに華麗にフェンスを乗り越える狩山さん。
ちょっと笑ってしまいました。

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