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TOKYO MER 第6話~無理矢理な気がする。

 

 

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放送日・あらすじ

放送日

2021年8月8日(日)21:00~TBS系列で放送

あらすじ

www.tbs.co.jp

配信状況はこちらを参考にしてください↓
TOKYO MER~走る緊急救命室~ - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarksドラマ

相関図はコチラ↓
相関図|TBSテレビ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』

 

 

感想

MERが喜多見のワンマンチームであるという点については音羽も大臣も見解が一致しています。

たしかにここまでの回では喜多見がエースであり全体をまとめる扇の要でもありました。

そこで大臣はチームをバラバラにすればミスを誘発するのではないかと考えます。

今回の彼らが解決しなければならないのは

  1. メンバーそれぞれが自律的に動けるか?
  2. 喜多見に代わり、扇のかなめの役割を誰が務めるか?

の2つですね。

遭難事故

イマイチばらばらにするといわれてもイメージがわかなかったのですが、山間部で事故が発生します。

東京の山間部とは奥多摩のあたりでしょうか?

この事故では小学生たちはなぜかばらばらに遭難していました。

なぜばらばらになっているのかが今回の謎解き要素ですね。

仕方なく3つのチームに分かれて救護活動を開始します。結果的に大臣の思惑通りになったわけです。

メンバーそれぞれが自律的に動けるか?

しかし、メンバーが自律的に動けるか?という課題は簡単に解決します。

そもそもMERは看護師にしても医師にしても精鋭が選抜されていますし、これまでもそれほど喜多見に依存しているようには見えません。

若干心配なのは研修医の弦巻と看護師のミンです。

でも弦巻は以前に似たような状況でちゃんと対処して既に成長済みです。今回も普通にやってました。

緊張性気胸 - 25. 外傷と中毒 - MSDマニュアル家庭版 (msdmanuals.com)

ミンについては扱いが適当でしたが、患者の勇敢な行動をとったということでクリアしたみたいです。

でも勇気がどうとかそういうことではない気がします。

多分ですけど、医師以外の有能さを描くのに苦心している感じがします。

臨床工学技士の徳丸もドローンを持ち出して優秀さをアピールしていましたが、この展開にも大きな欠点があります。

喜多見班が救出した小学生に対し何の考えもなく点滴を行ったため、点滴液が足りなくなり徳丸がドローンで物資を届けたことで難を逃れたんです。

このドラマは初回からトリアージの大切さを描いていました。彼らが最初にするべきことは治療の優先順位を決めるためにトリアージをすることだったのではないでしょうか?

まぁ、喜多見が足を引っ張る展開はどうかと思いますけど、結果的に喜多見のミスを他のメンバーがカバーしたということでチーム力は示せたのかもしれません。

スズメバチ

小学生がバラバラになったのはスズメバチに襲われたからだということが発覚します。

スズメバチ|東京都小平市公式ホームページ (city.kodaira.tokyo.jp)

上のサイトにも書いてありますが、スズメバチは8月から9月にかけて攻撃的になるみたいですね。

実際小学生が校外学習で蜂に襲われる事故は発生しています。

小学生ら15人が校外学習でハチに襲われる…うち1人はドクターヘリで病院へ 島根県 | TBS NEWS DIG (1ページ)

冬木の息子

偶然麻酔医の冬木の息子が含まれていることが発覚し、彼が蜂毒アレルギーであることが発覚します。

おそらく冬木の息子は父にあこがれていたのでしょう。

適切に応急処置をするだけでなく骨折した友達のために添え木の確保にまで向かいます。

しかし、いくら小学生とはいえ呼吸が苦しそうな友達に添え木を取りに行かせますかね?

「お前は休んでろ」って言いませんかね?

オペ

冬木は息子を見つけるんですけど、ここからさらにおかしな方向に話が進んでいきます。

パニック映画みたいに蜂が再び冬木親子を襲い、斜面を転落してしまいます。

いつもと違い壮太君の病状についてはいまいち説明してくれないのですが、転落した時に頭を打ったということでいいんでしょうか?

冬木が言っていた心タンポナーデについては下のサイトに分かりやすく書いてました。

ドラマに出てきた展開については全て網羅しています。

心タンポナーデ|KOMPAS (keio.ac.jp)

このサイトによると心臓を圧迫する心のう液を取り除くため針を刺す行為をドレナージというらしく、心臓めがけて針を刺すわけですからかなり慎重さを求められるようです。

喜多見が片手間にできるような作業ではないみたいですね。

副チーフ

彼らが解決しなければならない2つ目の課題・チームをまとめる扇のかなめは冬木が務めるということでしょう。

別に冬木は今回特別なことは何もしていません。いつも通り麻酔科医としての仕事をこなしただけです。

なので、イマイチ納得感はありませんが、子供に見栄を張って副チーフと名乗っていたのが本当になる、「嘘から出たまこと」的な展開は良かったと思います。

まとめ

初回からこのドラマを見ていて「チームワークに欠ける」と思ったことは一度もありません。喜多見の英雄的行動により患者が救われることはあっても、チームが喜多見に依存しているわけではありません。

つまり今回は最初から存在しない問題をあたかも問題があるかのように設定しているんですね。

だから解決しても特に何も感じないんです。

ぶっちゃけ自作自演です。