本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています(詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください)。
何か大きな事件が起こるわけでもないドラマなので、どうやって終わるのか気になってきました。
放送日・あらすじ
放送日
2023年3月2日23:59~日本テレビ系列で放送
あらすじ
感想
同じことの繰り返し
このドラマは40代になって仕事やプライベートでいろんな決断や変化を迫られた主人公たちが、青春の忘れ物に想いを馳せるというストーリーで一貫しています。
これまでも毎回若手が台頭し突き上げにあったり、海外赴任の話があったり、25年の片思いが成就したりしています。
よく言えば丁寧です。
でも全部同じ味なんですよね。
そもそも中年男性が人生の岐路で思い悩んで行ったり来たりするドラマなので、ある程度仕方のないことですが、さすがに第7話となると飽きてきました。
若手の台頭の話ってずっとやってますよね。
演出は良い
でも良いところも確かにあるんですよ。
例えば冒頭の絵里(矢田亜希子)と拓郎(眞島秀和)の会話の中で商店街が話題に上るのですが、中盤で二人が商店街を歩くシーンがあるんです。
「あっ、さっき言ってた商店街だ」って感じで二人の生活に実在感が生まれます。
こういう先にネタを振っておいて後で回収するという演出が何ヵ所かありました。
まずは朝食、朝食を面倒だという理由で食べる習慣がなかった拓郎が、絵里との仲直りのために早起きして朝食を準備するんです。
同棲しても絵里任せなところがあった拓郎が初めて自分から主体的に行動した場面で良かったと思います。
他にも母の遺品を整理しているときにヘアピンつけるシーンがありました。
窓越しにぼんやりと映るくるみには安奈の面影があって、それがラストにつながっていきます。
ベタですけどね。
ワカタマコ展
ワカタマコっていうのは拓郎が担当した代表作みたいなもので、彼にとってはその担当を若手に奪われたのは大きな挫折でした。
ワカタマコの話題は避けていたし周囲も気を使ていたようです。
彼にとって後輩が担当した装丁を見ることは負けを認めるようで怖かったのかもしれません。
思い切って踏み入れた展覧会で拓郎は後輩のデザインを直視し、出た言葉が「そういうことか」っていうのが面白いですね。
嫉妬とか悔しさではなく、フェアにデザイナーとしてその作品を評価し刺激を受ける。それは若いころの拓郎がやっていた姿勢でもあります。
周囲が言っていた「あの作品良かったよ」っていう言葉を受けての「そういうことか!(なるほど確かにいい)」ってことなんでしょう。
成長を感じられるシーンでしたね。
ただ、あの作品のどこが斬新で何が良いのかは私には全く分かりませんでした。
まとめ
私は原作を読んでいないので確かなことは言えませんが、このドラマは原作とタイムスパンが違うのでしょう。
ドラマ内のくるみの絵は猛烈なスピードで上達しています。
原作に合わせるなら半年後とかに飛ばないとだめだと思いますが、そんなことはしないでしょうから、これからも今まで通りに進んでいくのでしょう。
話の性質上、急に面白くなることもつまらなくなることもないとは思いますが、原作とは異なる展開にはなっていくかもしれません。
相変わらず中年男性のナルシシズムは漂いまくっている点は気になります。
絵里がシャワーヘッドを紹介していたのはスポンサーにReFaがついているからかも。