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しょうもない僕らの恋愛論 第5話~いよいよ動き出しました

 

 

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前二話は少し停滞気味でしたが、今回は大きく動きました。

放送日・あらすじ

放送日

2023年2月16日(木)23:59~日本テレビ系列で放送

あらすじ

www.ytv.co.jp

 

 

感想

絵里と悠

絵里(矢田亜希子)と小椋悠(木全翔也)という意外な組み合わせからスタートしました。

悠の人となりはこれまであまり描かれていませんでしたが、古いオペレッタ喜劇を観て涙してしまう感受性の強いキャラクターのようですね。

絵里がものまねしたのは淀川長治さんです。

淀川長治 - Wikipedia

悠はくるみ(中田青渚)に思いを寄せているので、絵里が筒見(眞島秀和)とくっつけば恋敵がいなくなるという関係性にありますし、絵里は友達関係から一歩踏み出せずにいる悠にかつての自分を重ねています。

この二人がアクションを起こすことで今回はストーリーが大きく展開しました。

絵里の海外赴任

そういえば絵里はバリキャリという設定でした。

今回は新商品のドライヤーについての奇抜なプレゼンで評価を得て海外赴任の白羽の矢が立ちます。

ちなみにドライヤーだったのはCMスポンサーだからかもしれません。

勤続20年を迎え人生の岐路に立った絵里はずっと引きずっている筒見との関係に決着をつける時期を迎えます。

でも筒見の鈍感な設定はベタすぎますね。

筒見も絵里と同じく勤続20年を迎えました。

デザイナーの筒見には先輩デザイナーのように自分のやりたいことをやるために独立するという選択肢もあったわけですが、それをせずにここまで来たということになります。

このエピソードが今後意味を持つのか、それとも毎度の”時代遅れになった主人公”描写なのかは分かりません。

横顔

安奈、くるみ、絵里と筒見に恋する女性たちは必ず彼の横顔に惹かれるんですよね。

音楽に熱中していたり、他の誰かと楽しそうにしていたり、筒見の意識が別の方向に向いていることに惹かれるんですね。

筒見の持っている少年のような側面や、あるいは鈍感さやもどかしい距離感がこの横顔に表現されている気がします。

筒見が向き合うことを避けていたとも言えますね。

絵里の夢に出てきた筒見と安奈が楽しそうに語り合う様子と、現在のくるみと話す様子が重なるのもよかったです。

イチャイチャ描写

今回はストーリーも面白かったですけど、そこに挟み込まれたイチャイチャ感が観ていて楽しかったです。

くるみと悠の「話って何だったの?」「なんでもない」っていうやりとり、「バイト中だから」とはぐらかす悠と布巾を引っ張りあうところとか初々しくて良かった。

筒見のサプライズで開いた誕生日パーティで、泡だらけのビールで乾杯するのも不器用な感じがいい。

筒見が買ったプレゼントが昔絵里が飼っていたパグのキーホルダーだっていうのも、二人の歩んだ時間というか、筒見が絵里と共有した時間の長さを表す一方で、「20年もあってそれしか思いつかないのか!」っていう感じもあって、丁度いいです。

まとめ

筒見は絵里を追いかけましたし、次回予告からすると二人は付き合うことになるようですね。3角・4角関係が本格化しそうです。

このドラマは安奈とくるみが重なる部分など、20年前と現在の対比や時間の流れが面白い部分だと思います。今回のようにそこをしっかり描いてくれれば楽しめそうです。