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前回ラストからの延長線上のお話で、それほど大きなことは起きませんでした。
放送日・あらすじ
放送日
2023年2月23日23:59~(木)日本テレビ系列で放送
あらすじ
感想
付き合い始めた二人
前回の続きで店を出た絵里(矢田亜希子)を追いかけ抱きしめるところから始まりました。そのあとはいわゆる朝チュンで、友達から恋人に変わった気恥ずかしい感じとか、同僚に「なんかいいことあった?」と聞かれるとか定番の展開が続きました。
二人の新生活は筒見(眞島秀和)が「長い時間を共有していたから楽なのかも」と漏らしていたようにお互い気心が知れていて自然なのですが、鍋を一人で食べるかどうかとか、土鍋じゃないと雰囲気出ないとか、案外相手の知らない部分があったり価値観の相違があるんですよね。
特に引っ越し先を探すところは「普通なら喧嘩になるぞ」というぐらい筒見が無気力でした。
家具選びでもいちいち好みが違うし、絵里が言うように「お互い好みが確立してしまっている」とはいえ、「こいつとは暮らせないな」って感じが漂っています。
この作品の端々に「無造作で鈍感だけどモテちゃう」的な男の身勝手な願望が反映されている感じがするのは少し気になります。
登場する女性キャラは皆人間的に成熟していますが、男性キャラは無邪気で少年のようなんです。
筒見ってそういう青春時代に蓋をしていたはずなんですが、一貫性がないキャラなんですよね。
若くない二人の恋愛だからこそ無駄な衝突は避けようっていう姿勢は大人でもありますが、すべてを回避できるわけでもないし、次回では早速大きな衝突が起こるようです。
くるみの失恋
くるみ(中田青渚)は筒見と腕を組む絵里を見てショックを受けます。
ショックを受けたことで筒見に対して恋愛感情を抱いていたこと自覚するんです。
でも、筒見と絵里にそれまでも会っていたわけだし「二人は付き合っているのかな?」って思いそうなものですけどね。
悠(木全翔也)は絵里が筒見と付き合いだしたことでチャンスが到来したわけです。
前回、悠は映画の後絵里と話していて、二人の関係について把握していました。
悠は絵里のように友達関係を崩さないために告白しないという道を選びませんでした。
考えてみれば筒見と絵里の関係と、悠とくるみの関係は相似形なんですよね。
くるみの絵
くるみの描いた絵が最後に明かされました。
あれは2話で登場したバッティングセンターの筒見ですね。あの頃から筒見のことを意識していたってことでしょう。
ここでも筒見は横顔です。
このシーンを見るうえで原作ではドラマと違って時間のスパンが長いということには留保しておく必要があると思います。
それにしても画力が格段に向上していました。
筒見の鈍感さはいつものことですが、くるみを演じた中田青渚さんの表情が絶妙で良いシーンになっていましたね。
前回も「この子演技上手いな」って感じる時がありました。
まだそれほどドラマや映画に出演されていませんがこれから見かけることが増えるかも。
それは置いといて、筒見が母の写真を手放す決意をしたということは絵里に対しての気持ちが本気であることを示しています。
こういうセリフ以上に情報量がある演出はドラマの質を上げてくれます。
まとめ
このドラマは基本的にベタな展開の連続なのですが、要所をきっちり抑えているので観ていられますね。