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いよいよ選挙戦が始まりました。日本の選挙って地味なイメージがあってドラマ化には向いていないですけど、面白かったです。
放送日・あらすじ
放送日
2023年2月13日(月)22:00~フジテレビ系列で放送
あらすじ
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相関図 | 罠の戦争 | 関西テレビ放送 カンテレ (ktv.jp)
感想
対立候補
いよいよ選挙戦が始まりました。鷲津の千葉15区には影で総理が推す対立候補が擁立されました。いきなり鷲津は総理大臣と幹事長の派閥争いに巻き込まれたことになります。そして、そこに「総理の妨害は息子の件が関係しているのではないか?」という疑念が絡んでくるんですね。誰が敵でだれが味方かわからない疑心暗鬼な状態が面白いです。
これは河井夫妻の事件をモデルにしているのではないかと思います。こちらは参議院なのでちょっと違いますが。
ウグイス嬢の件だったり、市議会議員への活動費提供など、実際の事件をうまくアレンジしてると思います。
どこまでが選挙活動でどこからが政治活動なのかその線引きは難しいようですね。
スパイ
スパイが誰なのかというのが大きな軸でした。まずは蛯沢が牛丼で疑われ、一件一件お金を回収することで事なきを得ました。こういうのって選挙のルール紹介に終始することが多いですけど、うまくストーリーに絡めていました。それにしても蛯沢は何を考えているのかわからないです。兄の件の真相を知っているのか?知らないのか?知っていたとして、鷲津を許しているのか?恨んでいるのか?いろんな展開がありえそう。
スパイの正体が単なるおしゃべり好きのおばちゃんっていうのもリアルだし、ウグイス嬢を逆スパイにするのも、猫田秘書官のかわし方もなるほどって感じでした。
最後の演説
今回最もよかったのが最後の演説です。
地方経済と再開発という用意された原稿を捨て、自分の言葉で「私はずるい大人でした」と観衆の情に訴える演説をするという展開はほかのドラマでもよくあります。
しかしこのドラマではもう一つ仕掛けがあって、この演説自体が戦略的な狡猾なもので涙も嘘泣きだったんです。確かに鷲津は秘書に汚い行為をさせていたんですよね。
そして、息子の前で本当の涙を流すんです。この2段構えを考えた人はすごい。