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リバーサルオーケストラ第2話感想

 

 

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放送日・あらすじ

放送日

2023年1月18日(水)日本テレビ系列で放送

あらすじ

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相関図|リバーサルオーケストラ|日本テレビ (ntv.co.jp)

 

 

感想

遅刻魔

今回の中心はフルート主席の庄司蒼(坂東龍汰)でした。

彼は遅刻の常習者で玉響のメンバーたちにも迷惑をかけています。練習では常葉朝陽(田中圭)から演奏についてダメ出しされてしまう始末。

 

彼が遅刻するのには理由があって奨学金の返済、防音マンションの家賃、楽器のローンを手取り15万円の給料では払えずバイトを掛け持ちしていたんです。

この理由はリアルでしたね。一般的なオーケストラがどれぐらいの給料をもらっているのかわかりませんが「こういう人いるだろうな」って感じです。練習時間も確保しなければならない演奏家って大変ですね。なじみのない音楽の世界がグッと近くなる設定でした。

解決策

じゃあどうするか?ってことなんですけど、ある程度思いつく手段は試してくれています。

庄司はバイトを増やすことや、もっと給料の高いオーケストラに移籍することを模索していたようですがいずれも失敗します。そして最終手段の夢をあきらめ実家に帰るという方法を取ろうとします。

 

谷岡初音(門脇麦)の思いついた方法はオンラインレッスンを募集するというもの。これを聞いたときは「そんな上手く行くわけないだろ」と思いましたが、このドラマの中でもそんなに芳しい効果は得られていないので許容範囲です。

 

というのも、最終的に初音の家に下宿するっていう方法に落ち着くのですが、これとオンラインレッスンの合わせ技一本ってことなら落としどころとしてはまぁまぁかなと思うんですね。

音楽を続ける意味

彼が音楽を志したのは父親の仕事を手伝っているときに聞いたフルートの演奏でした。彼はその演奏に良くも悪くも人生を変えられてしまったのです。そして彼の演奏も初音を再び舞台に立たせるきっかけになっているし、誰かの人生を変えているんですね。彼は演奏家として誰かの人生に影響を与える責任とだからこその音楽の楽しさを自覚したのではないでしょうか?

再び常葉と対峙した彼は「ようやく目が覚めましたね」と声をかけられます。このセリフは冒頭にも登場していてその時は「寝坊しているためにまだ音が寝ている」という意味で受け取りましたが、実際には「君はまだ開眼していない」って意味だったんですね。

 

おそらく実家で庭師になったほうがある意味では良い暮らしができるでしょう。それを捨ててでも音楽を続けることにプロの音楽家としての誇り、そして楽しさが感じられますね。

まとめ

基本的に全てが予想通りに展開していくドラマです。田舎の父親は当たり前のように無口な頑固者です。しかし田中圭さんの指揮もプロっぽかったし、庄司も親近感の湧くいいキャラクターでしたし、気楽に楽しめました。

 

最終的な解決策は「最初からそうすればいいのでは?」とか「根本的な解決策にはなっていないよね」とか思わなくもないです。でも社会問題を訴えるドラマでもないですし、これでいいんだと思います。これからもそうなるでしょう。

 

こういうご都合主義的な脚本が好みじゃない方もいらっしゃると思うので、第2話は視聴を続けるか判断するのにちょうどいい回だと思いました。