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グレイトギフト【第8話感想】

 

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反町隆史さん出演ドラマ『グレイトギフト』第8話が放送されました。最終章と銘打たれた今回はギフトの特効薬開発が間に合うのかどうかという紙一重の攻防が見どころです。白鳥の失脚に伴いチームの再編が起こり、最終回への構図が見えてきました。

 

放送日・あらすじ

放送枠

テレビ朝日 木曜日 21:00~

放送日

2024年3月07日

公式サイト

木曜ドラマ『グレイトギフト』|テレビ朝日

基本情報

原作

ありません

脚本

黒岩勉

キャスト

藤巻達臣(反町隆史)病理医。
久留米穂希(波瑠)検査技師。
奈良茉莉(小野花梨)穂希の後輩。
伊集院薫( 盛山晋太郎)病理医。
郡司博光(津田健次郎)医師。藤巻の同期。
白鳥稔(佐々木蔵之介)教授。麻帆と琴葉の主治医。
本坊巧(筒井道隆)事務長。病院の経理を担っている。
奥野信二(坂東彌十郎)理事長。政財界にも繋がりがある。
安曇杏梨(倉科カナ)会員制ラウンジ・アルカナムのオーナー
神林育人(尾上松也)
藤巻麻帆(明日海りお)藤巻の妻。元看護師。心臓に重篤な疾患を抱えている。

相関図はコチラ↓

相関図・キャスト|木曜ドラマ『グレイトギフト』|テレビ朝日

感想

紙一重

今回面白かったのは紙一重の攻防が見られた点ですね。

白鳥(佐々木蔵之介)は藤巻とは別のルートでギフトを確保することに成功しました。
一方の藤巻・久留米はギフトに対する特効薬・カウンター球菌を開発中でした。

互いに切り札を秘密裏に手に入れた状態でストーリーが展開していきます。

先に動いたのは白鳥でしたが、久留米の特効薬によって計画は失敗に終わりました。

勝負のタイミングを見誤って先に切り札を使ったことで形勢逆転を許してしまうというダイナミックな展開が面白かったです。
桶狭間の戦いの後の今川家みたいでした。

でもよく考えれば、久留米の特効薬が効果を発揮するか否かはやってみないとわからないレベルでした。
白鳥が勝つ可能性も十分あったわけで、紙一重の勝利にはスリルがありました。

特効薬を口から摂取する描写にはリアルさを感じませんでしたけどね。

離合集散

もうひとつ面白かったのは離合集散、チームの組み換えが起こり、最後の決戦の構図が生まれたところです。

藤巻・久留米組はそのままですが、郡司夫妻と本坊、白鳥と真犯人の3つのグループに再編されました。

ギフトを失った白鳥が復活するしぶとさには『医龍』の岸部一徳を思いだしました。
彼は最終回で殺されるのでしょうが、続編があるなら生き残るかも。

郡司も麻帆を守るために白鳥と対決しなければならなくなりました。
彼は上昇志向のある人間でしたが、妻は彼より野心家で身動きが取れない状態に追い込まれてしまってます。
郡司の物語としてもこのドラマは十分楽しめますね。
本坊が「次点につければ理事長になれる」と、非道な作戦をさらっと発表するのも良いです。
変わり身が早く、自分の欲望に素直で倫理観が欠如している本坊が本作のキャラクターの中で一番危ないです。

真犯人は?

次回最終回ということで真犯人を予想したいと思います。

まず第8話の終盤で明かされたのは、麻帆(明日海りお)がオクトセブンを発見した研究所で働いていたという事実です。
でもこれはミスリードでしょう。
麻帆は久留米との会話の中で「私は藤巻のことを何も知らない」と語っています。
以前麻帆は藤巻に対して「私のことを何も知らないのね」と言っていました。
今回の件も藤巻の家族への無関心を表すエピソードの一つなのだと思います。

最終的には麻帆は藤巻と久留米に合流して事件を解決し元の鞘に収まるのかな?

次に怪しいのは杏梨(倉科カナ)ですね。
しかし、彼女は権力闘争を観察する役割を担っているのでプレイヤーにはならないでしょう。
彼女は病院関係者ではありませんし、久留米と知り合いでもなさそうです。
彼女が真犯人である可能性は低いですね。

私が一番怪しんでいるのは奈良茉莉(小野花梨)です。
というより普通に考えれば彼女です。
まず彼女には球菌を培養するスキルがあります。
そして今回培養に容易に成功したのも球菌の存在を以前から知っていたからと考えるのが自然です。
また、久留米と親交のある人間は彼女しかいません。
久留米に嫉妬しているからこそ彼女に近づいていたということなのでしょう。

おわりに

次回最終回では、真犯人を見つけ、神林の娘の手術を成功させ、藤巻の家族が再出発するなど、色々片付けなければならないことが残っています。