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最高の教師【第9話感想】前回とほぼ一緒

 

 

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松岡茉優さん、芦田愛菜さん出演ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』第9話は鵜久森の死の真相が明らかになりました。償う方法が分からず彷徨う西野たちは現実に向き合い始めます。全体的に前回と重複していて面白くはなかったです。

放送日・あらすじ

放送日

2023年9月16日(土)22:00~ 日本テレビ系列で放送

あらすじ

ストーリー#09「償うことに迷える貴方へ」(2023年9月16日放送)|最高の教師 1年後、私は生徒に■された|日本テレビ (ntv.co.jp)

配信状況はこちらや公式サイトでご確認ください↓
最高の教師 1年後、私は生徒に■された - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarksドラマ

キャスト

相関図はコチラ↓
相関図・座席表|最高の教師 1年後、私は生徒に■された|日本テレビ (ntv.co.jp)

 

感想

そもそも論

終盤になってこんなことを言っては元も子もないのですが、やっぱり気になることがあります。
九条は二周目の人生を生きていて、ある程度把握していたわけですよね。
九条がもっと早く手を打っておけばこんなことにならなかったのでは?

クラスが少しずつ変化し相楽や西野が追い詰められたことで事態が深刻化してしまった面があるのが気になるんですよね。
鵜久森へのいじめが発覚した時点で、彼らを退学させるとか転校させるとかしておけばこんなことにならなかったと思います。
それをしないのであれば、責任をもって彼らが暴発しないように教育していくべきだったのでは?

「自殺」と言わない

このドラマは初回から自殺という言葉を使っていません。
これが放送コードによるものなのか、青少年や視聴者に対する影響を考慮してのことなのかは分かりませんが、「想像すらしなかったこと」「あの選択」などいろんな言い回しをしていました。

不謹慎ですけど阪神タイガースの岡田監督の「アレ」を思い出してしまいました。

主人公だけならば「そういうことに気を遣う人なんだなぁ」程度でそれほど気にならないのですが、クラスメイトも全員そういう言い回しをしていると、画面の外の世界を感じてしまうんですよね。
「自殺」という言葉を無理矢理言い換えて使わなくても、言い淀むとか、声が小さくなるとか、いろんな表現方法があったんじゃないかな?

前回と同じ

今回の内容は基本的には前回と同じです。
自分の犯した罪をクラスメイトの前で告白し、反省し、鵜久森の母から諭されるという展開でした。
違う点は彼女たちがより直接的に鵜久森の死に関わっていたことと、彼女たちが自殺の道を選ぼうとしていた点ですね。

相関図|最高の生徒 ~余命1年のラストダンス~|日本テレビ (ntv.co.jp)

クラスの中で口火を切った藤原はスピンオフドラマ『最高の生徒』のキャラクターです。
余命一年の生徒を描いた作品なので彼は人の生死に思うところがあったのでしょう。

親しくないクラスメイト

飛び降りようとする3人を引き留めたのが、大して親しくないクラスメイトだったというのが展開として面白かったですね。
前回もそうでしたが、こういうドラマにありがちなご都合主義やベタな展開を拒否しているところにはこだわりを感じます。

でも、「あなたたちのことを私は一生なんて気にできない」という説得は、“私は”そう思うっていうだけでそこに鵜久森のことは考えられていないんですよね。

その後九条や鵜久森の母に諭されたことで、取り返しのつかない事態に対して少なくとも「鵜久森の想いを忘れない」ということで償う方向に進むわけですが、そうなるとこの前半の展開は邪魔になってきます。

例えば江波のような彼女たちの以前の友人がこのセリフを言ったのならまだ理解できるんです。
その場合、友人だったがゆえに厳しくなりきれないのは自然ですし、最後の「何があっても友達」というセリフとも対になりますからね。

全体的に言いたいこと、伝えたいことが多すぎて整理できていないような気がしますし、各生徒に見せ場を用意するために無理が生じているとも思います。

おわりに

九条は自分を突き落した生徒の正体に気付いたようです。
おそらく星崎でしょうね。

でも、ドラマとしては鵜久森の死の方が比重が大きくて、九条のことってそれほど気にならないんです。

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