30インチで観ています。

映画やテレビドラマの感想を書いています

真夏のシンデレラ 【第10話感想】次回最終回

 

 

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています(詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください)。

森七菜さん、間宮祥太郎さん出演ドラマ『真夏のシンデレラ』第10話は最終回に向けての下準備の要素が強かったです。それぞれのお話を整えるため、影の薄かったキャラクターを猛プッシュしたり、順調だった人が身を引いたり、決意にためらいをのぞかせたり、全てが宙に浮いた状態になっています。

放送日・あらすじ

放送日

2023年9月11日(月)21:00~ フジテレビ系列で放送

あらすじ

ストーリー 第10話 | 真夏のシンデレラ - フジテレビ (fujitv.co.jp)

配信状況はこちらをご確認ください↓
真夏のシンデレラ - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarksドラマ

 

キャスト

蒼井夏海(森七菜)サップのインストラクター。
水島健人(間宮祥太朗)大手建築会社に勤める男性。
牧野匠(神尾楓珠)地元で働く大工。夏海の幼なじみ。
滝川愛梨(吉川愛)江ノ島で働く美容師アシスタント。
佐々木修(萩原利久)研修医。
山内守(白濱亜嵐)司法浪人生。
小椋理沙(仁村紗和)シングルマザー。クリーニング店店員。
早川宗佑(水上恒司)ライフセーバー。医師。
蒼井亮(山口智充)夏海の父。食堂「Kohola」を経営。
蒼井海斗(大西利空)夏海の弟。
村田翔平(森崎ウィン)理沙の元夫。
長谷川佳奈(桜井ユキ)夏海と匠の元担任。

相関図はコチラ↓
相関図 | 真夏のシンデレラ - フジテレビ

感想

全体的に最終回に向けて整えるための回だったように感じました。
順番に触れていきます。

前回は何だったのか?

このドラマの特徴は恋敵にはならない程度のライバルが複数存在することです。
匠(神尾楓珠)は前回告白しましたが、早々に幼馴染のポジションに戻りました。
皐月(山崎紘菜)は健人(間宮祥太朗)に好意を抱いてはいるようですが、夏海(森七菜)との関係を妨害するだけで、積極的に自らその座に就こうとはしていません。
待っていれば、自然と自分に回ってくると思っているのかもしれませんね。
健人をそれほど好きなようにも見えないのに嫌なことだけ言ってくるので、すごく性格の悪い女になっています。
この二人はどちらかというと、最終回に向けてストーリーを整えるための役割を担っているだけようにも見えてしまいます。

彼らは基本的に待ちの姿勢なのでストーリーが大きく展開することがありません。

健人と夏海

二人の間では「あの時は~」という形で、水族館や花火など第1話の二人が出会ったころの話が交わされました。
そして、「来年はここで花火を見よう」と、未来の話も交わされます。
フラグと言いますか、最終回で二人の関係が成就するのか、別れてしまうのか、どちらに転んでも大丈夫なようになっていますね。

よくあるパターンは一旦別れて数年後花火の日に再会する展開ですが、どうなるのでしょうかね?

健人の両親が夏海の店を「趣がある」とぼやかしているのに亮(山口智充)には意図が伝わっているのが面白いですね。
露骨に嫌な顔をするドラマも多いですけど、このドラマの方が反応としてはリアルだと思います。
箸をつけないのは失礼かもしれませんが……。
仕事を選ぶか、夏海との関係を選ぶかという選択に健人自身の海洋学者になるという夢も絡んできそうですね。

そうなると考えられるのは

  1. 親に言われるがまま夏海と別れ、ひと夏の思い出とする。数年後不意に再会する。
  2. 親に認めてもらうために一旦別れて数年間海外に行き、仕事で結果を出してから再び夏海に告白する。
  3. 駆け落ちのようにすべてを捨てて海洋学者を目指す。

の3パターンですかね。
私は2のパターンのような気がします。

あと、健人のプレゼントしたヒマワリの花言葉「君だけを見つめる」を実践しているのは匠なんですよね。

修と守

このパートも最終回に向けて無理矢理守(白濱亜嵐)を復権させているように見えます。

ただ、修(萩原利久)と愛梨の思い出の花であるマーガレットを守るが飾ったのを見て守の想いを察する展開は良かったと思います。
健人が夏海にヒマワリを贈ったこととも少しリンクしている感じも良いです。

彼は無意味に愛梨(吉川愛)を傷つけてしまう自分よりも、守の方がふさわしいと思い身を引くことを決めます。
「人の気持ちが分からない」と言っている彼ですが、彼の行動は人の気持ちが分かるからこそです。
修は基本的に正直な男でしたが、嘘をつくようになっています。
逆に守が嘘をつくのを止め、正直に思いを伝えました。
2人が逆転しているのが面白いですね。

でも、守もどこか修を焚きつけるために愛梨に告白している面があるように見えますし、この3人の物語は修と守の友情物語だったのかもしれませんね。
自分でも意識せずに不意に涙がこぼれる様子はアンドロイドみたいでした。

あと、手持ち花火は匠と夏海のアイテムなのでこの二人のストーリーに登場させるのは良くないんじゃないかな?

理沙と宗佑

このカップルは理沙(仁村紗和)が意思を固めれば済む話なのでもうあまり動きがありませんね。
春樹が宗佑(水上恒司)を隊長と呼でいるのは、彼なりに「父」以外の何かとして宗佑のことを受け入れようとしているのだと思います。
2人の会話の話題は「二人が偶然よく会うこと」でした。健人と夏海が水族館で偶然出会った話をしていましたし、ここでも偶然というキーワードでふんわり2つのパートはリンクしていますね。

「ここに来れば会えるんじゃないか?」互いにそう思っていたからよく出会っていたというのは二人の気持ちが一致していることを示しています。
でも、2人の障壁は春樹だけで互いの気持ちが一致していることはこれまでもわかっているんですよね。
その春樹も宗佑になついていますし、ためらう理由がよくわかりません。

「小椋さん」「理沙」と呼び方を変えるルールはまだ生きていたみたいですね。

おわりに

匠は事故に巻き込まれたみたいです。
でも「イテテテ。危なかったぁ。」程度のケガで何事もなかったかのように物語が進んでいく可能性を捨てきれないのがこのドラマの恐ろしさでもあります。

あと、ちょっとだけ金麦が邪魔です。

 

 

関連リンク

主題歌はコチラ