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Believe(テレビ朝日・木曜9時・木村拓哉)第6話感想

 

 

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木村拓哉さん出演ドラマ『Believe』第6話が放送されました。再び逮捕された狩山(木村拓哉)への黒木正興(竹内涼真)による尋問を通して、これまで謎だった、黒木兄弟の関係性や、事件の真相が明かされました。『Believe』というタイトル通り、人を信じて真っ直ぐに生きる狩山の魅力も伝わってきます。

放送日・あらすじ

放送枠

テレビ朝日木曜日 21:00~

放送日

2024年5月30日

公式サイト

テレビ朝日開局65周年記念 木曜ドラマ『Believe-君にかける橋-』|テレビ朝日

基本情報

原作

ありません

脚本

井上由美子

(『緊急取調室』『BG〜身辺警護人〜』)

キャスト

狩山陸          木村拓哉
狩山玲子      天海祐希
本宮絵里菜  山本舞香
南雲大樹      一ノ瀬颯
磯田典孝      小日向文世
秋澤良人      斎藤工
林一夫         上川隆也
黒木正興     竹内涼真
坂東五郎     北大路欣也

相関図はコチラ↓

相関図・キャスト|テレビ朝日開局65周年記念 木曜ドラマ『Believe-君にかける橋-』|テレビ朝日

感想

黒木

今回の見どころは狩山(木村拓哉)と黒木(竹内涼真)の対決でしたね。
黒木は事件関係者の身内ということで、いずれ捜査から外されることを予見し、単独で狩山に対する尋問を行います。
黒木の強引な手法を咎めながらも、なんだかんだ毎回協力している女性刑事が面白いですね。

二人の対話を通じて、様々なことが明らかになりました。

一つは、狩山の計画です。
狩山は証拠を入手することに失敗しましたが、真実を明らかにすることはあきらめていないようで、世間の耳目を集めたうえで裁判で主張をする予定だったようです。
狩山は作中で「人たらし」と表現されていますが、こういう真っ直ぐさが本来の彼の魅力なのでしょうね。

二つ目が黒木と橋の崩落事故で亡くなった兄との関係です。

黒木とその兄は顔はそっくりだけど20年以上別々に暮らしていたようです。
事故の直前、お金の工面を2度お願いされ、黒木は一度は支払ったものの、二度目は拒否し、さらに電話口で兄を罵倒してしまいます。
まぁ、「共済から借りられるらしい」と自分の懐事情まで調べられたら腹が立つのもわかりますよね。
この時の後悔が彼を駆り立てる原動力になっているようです。

それに関連して3つ目、崩落事故の闇が少しだけ明らかにされました。
これまでは、黒木の兄が安い部材に変更し、その差額を着服していたというのが事故の原因だとされていました。
しかし、お金は部材を発注する前に都合がついていて、部材を変更する動機がないことになります。
部材変更の件は限られた人物しか知らないので、黒木がどうして違和感を抱いたのかはよくわかりませんが、面白くなってきました。
お金目的でないのなら、なぜ黒木の兄は部材を変更したのか、橋を崩落させることにどんなメリットがあるのか、だれがこの計画を立てたのか、なぜ事故当日黒木の兄は危険を冒したのか、など解決するべき謎の輪郭がはっきりしてきましたね。

狩山の計画ってかなり無謀なのですが、彼はそれほど面識があるわけでもない相手でも信頼して行動しているんですよね。
その期待は毎度裏切られているものの、彼は信じることをやめません。
そういう真っすぐさが人の心を動かすのでしょう。
「バカかよ」と言いながらも「彼ならできるかもしれない」という妙な説得力も感じてしまう、そんな魅力的なキャラクターになってきました。

磯田典孝(小日向文世)

このドラマに出てくるキャラクターは、狩山夫妻を除けば、裏表があります。
意識的に裏の顔と表の顔を使い分けている人もいれば、葛藤を抱えて揺れている人もいます。
そのため、誰が善で誰が悪なのか、分からないんですよね。
その代表格が磯田典孝(小日向文世)です。
彼は、口では「会社のため」「自分はどうなっても構わない」と言いながら、着々と保身のために動いています。
でも、狩山が信頼しているということはそれなりに良い面もあるはずなんですよ。
彼がどこまで知っていて、彼の背後にだれがいるのかが今後の中心になりそうです。

おわりに

南雲が記憶喪失になっていなくて、安心しました。
データは本宮絵里菜(山本舞香)が保管している可能性もありますね。