本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています(詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください)。
放送日・あらすじ
放送日
2014年11月21日(金)22:00~TBS系列で放送
あらすじ
↓配信状況はこちらを参考にしてください
Nのために - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarksドラマ
相関図はコチラ↓
人物相関図|TBSテレビ:金曜ドラマ「Nのために」
感想
西崎と奈央子
今回は西崎と奈央子が急接近しました
西崎が書いた『灼熱バード』を読んで奈央子は小説内の鳥が西崎であることを見抜きました。
希美が「焼き鳥になる話」とか言っていたぐらい難解なストーリーを一読しただけで理解するということは、西崎の言葉を借りれば西崎と奈央子は考える愛が同じだということになりますね。
西崎にも奈央子にも体に痣があります。西崎は幼少期に母から、奈央子は現在も夫から暴力をふるわれているようで
互いの立場に共感しているのですね。
この後、野口はドアの外側にチェーンをつけ妻を監禁するという異常行動に出ますし、携帯電話も解約してしまいます。
野口の担当していたプロジェクトは失敗したみたいだし、暴力はエスカレートするかもしれません。
あの夫婦にも暗雲が立ち込めてきました。
そしてこのドアチェーンが2004年の事件に大きくかかわっているようですね。
安藤と罪の共有
西崎は希美がした罪の共有の話を安藤にします。
相手の罪を半分受け入れて身を引くという希美に対し、安藤はそれは自己満足だと否定的でした。
罪を償うのを支えてあげる、帰ってくるまで待ち続けるのが愛だというのが安藤の考えのようです。
以前西崎が「君を見ていると現実社会も悪くないと思えてくる」と言っていましたが、確かに安藤は誠実なナイスガイですね。
実際、西崎はこの後刑務所に入り、安藤は西崎のためにできる限りの尽力をしています。希美へのプロポーズも10年間待ち続けていました。
野口が妻を狭い世界へ閉じ込めておくのに対して、安藤は希美を窓掃除のゴンドラという広い世界へと連れて行ってくれます。
こういう安藤の明るさが希美がかつて食べるものがなくて困窮したというトラウマからも解放してくれたのでしょうね。
ドレッサー
ドレッサーは既に2回登場しています。一つは父の愛人のお気に入りのドレッサー、第1話で希美が割ってしまったやつです。
もう一つは母のドレッサー、家を追い出された後もボロ家に似つかわしくない華美な物でした。
どちらにしてもドレッサーは希美にとっていい思い出のない品ですね。
男性に依存して生きていくしかない生活力のなさや、そこからさらに進んで男性を独占したい欲求の象徴なのかもしれませんね。
奈央子は夫に依存する生活をしていて、暴力を振るわれてもそれを愛だと信じ込もうとしていますし、ひそかに夫と交流する希美に嫉妬心を抱いているようです。
まとめ
希美が胃がんで余命宣告を受けたという設定は唐突に感じました。
西崎と奈央子が接近したことで事件の全体像がおぼろげながら分かってきましたね。