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前回あたりからドラマの性質が少しずつ変化しているように思います。
放送日・あらすじ・前回の感想
放送日
2011年8月26日(木)22:00~フジテレビ系列で放送
あらすじ
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それでも、生きてゆく - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarksドラマ
感想
耕平の漫画知識
洋貴の弟・耕平の漫画知識が今回も披露されていました。耕平は26歳、洋貴は29歳の設定です。
アナゴさん27歳、銭形警部29歳、星一徹33歳、ラオウ30歳だそうです。
キャラクターの年齢設定をまとめた記事がありましたので興味ある人はどうぞ
アナゴさんは27歳!?“おじさん”キャラクターたちの意外な年齢設定 - はてなニュース (hatenanews.com)
他の坂元裕二作品でも指摘されていることですが、あまりにいろんな作品に関する知識を盛り込むことで、そのキャラクターが何が好きなのかわからなくなってしまい、「そんな奴いねえよ」ってなるんですよね。
趣味嗜好に一貫性がないんです。
真岐の病状
脳の損傷が激しく意識が戻る可能性は低いと診断されてしまいます。
文哉ともみあいになって頭を打ったのでしょうね。
文哉がこれまで殺害を企図したのはいずれも女児なので、真岐を最初から殺害しようと思っていたわけではないでしょう。
双葉に対して「お前が嫌だっていうからこんなことになったんだ」と言っていたのは、確かにあのまま因島に行っていれば草間ファームに戻ることはなかったので、ある意味ではそうかもしれません。
文哉の中では戻ったら殺人衝動を抑えられなくなるかもしれないという予感があったのかもしれませんね。
でも、双葉は深見に会いに行こうといっただけで、因島に行かないとは言ってないんですけどね。
父の後悔
文哉を連れ戻す覚悟を決めた矢先に、文哉が再び罪を犯してしまった駿輔の苦悩は計り知れないものがあります。
「15年経っても償いきれないのに」というセリフは重いですね。
あの時文哉を連れ帰っていれば、という思いもあるでしょうし、15年前もこの父親は文哉と向き合うことを避けていたところがありました。
そういう後悔、家族を守るために必死だった15年間が一瞬にして否定された絶望感いろんなものがあるんでしょう。
しかし、「それでも、生きてゆく」のがこのドラマなんですね。
響子と文哉
双葉の電話を手掛かり深見のもとを訪れた文哉が耕平の家族と出くわします。響子の表情からこの男が三崎文哉だと気付いていることは視聴者にも伝わります。
平静を装いながら孫を男から遠ざけるのですが、「文哉は気づかれていることに気付いているのか?」が判然としなくてスリリングなんです。
その後、「文哉くん」と落ち着いて話しかける響子に対して、文哉は「忘れた」と返答します。
文哉は事件と向き合うことを避けて、殺害した当時の様子すらも「きれいだった」と美化しているようです。
このドラマに登場するほかのキャラクターには感情移入できるんですが、文哉の支離滅裂具合は理解できないです。そういうキャラクターとして登場しているのですが、今後腑に落ちる展開があるのでしょうか?
まとめ
これまでは過去の事件や少年法の問題だったのが、今回で現在進行形の事件に変わりました。どんどん深刻になっていきます。