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大奥第1話感想

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放送日・あらすじ

放送日

2023年1月10日(火)22:00〜 NHKで放送

あらすじ

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大奥 - NHK

 

 

感想

かなり早足

第1話の内容は二宮和也さんと柴咲コウさんが主演した映画版と同じ内容です。映画は116分あるのに対してこのドラマは放送枠を15分拡大したとは言えそれでも60分しかありません。

 

しかも初回なので歴史SFとしての設定を説明し、大奥のしきたりを説明しなければならないので余計に早足になります。

 

水野の世話役である杉下を演じた風間俊介さんの演技が安定しているので説明部分は分かりやすかったです。短いながらも祐之進という男が武芸の嗜みがあることなど要点を押さえているので、黒の衣装を着るに至った流れや吉宗と心が通じる経緯などは簡潔で良かったと思います。

 

説明パートといっても『ショーシャンクの空に』のようなシーンもあって楽しめました。

 

一方で大奥ならではの権謀術数であったり、あっという間に死罪が決まり執行されるところなどは薄味で物足りないです。

納得の結末

理不尽な御内証の方という制度で死罪になった祐之進が、吉宗によって救われ町人として生きるという結末もよくできています。

武士としての身分を剥奪される点も、信との結婚が身分差が障壁となっていることに触れられているためハッピーエンドとして素直に受け止められました。

こんな感じで話の要点を的確に掴んだドラマだと思います。

キービジュアルがかっこいい

黒を基調としていてかっこいいです。他の二話のキービジュアルや過去の映画ポスターに比べても圧倒的にかっこいい。それでいてドラマ内で重要な意味を持つ”黒”が強調されていて良いです。

冨永愛さんの演技

富永さんの本職はモデルですが、近年『グランメゾン東京』や『ドクターX』など人気ドラマに出演しています。富永さんにわざわざ出演オファーをするということは富永さんにしか演じられない役だからだと思います。今回演じた吉宗もハマり役でした。

 

多少声が小さかったり喋り方が気になるところもありますが、武芸を重んじる将軍吉宗なので不自然だとは思わなかったです。

そしてその分「黙りゃぁ〜!」と啖呵をきるシーンが緩急が効いててよかったです。