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波よ聞いてくれ第5話~中村ゆりかさんの回

 

 

 

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小芝風花さん主演ドラマ『波よ聞いてくれ』第5話はマキエ(中村ゆりか)に関するストーリーでした。これまでドアをチェーンソーで破壊して登場した割に脇に置かれていた彼女についてようやく触れられましたね。マキエのライバルにもなりうる彼女を中心にストーリーを振り返ります。

放送日・あらすじ

放送日

2023年5月19日(金)23:15~テレビ朝日系列で放送

あらすじ

www.tv-asahi.co.jp

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感想

冒頭ナレーション

今回の冒頭ナレーションはライムスターの宇多丸さんでした。

TBSラジオで18:00~ラジオ番組をやられています。

www.tbsradio.jp

マキエの夢

今回のテーマは「自分の道を切り開く」でした。
過保護な兄に監禁されていたマキエが人生の目標をみつけ、その目標に向かって進む中での騒動がストーリーの中心です。
途中ミナレの自転車に乗らせてもらうシーンがありました。
多少唐突でしたが、自分で道を切り開くミナレと上手く前に進めないマキエを対比していましたね。
自転車って何度も転びながら乗り方をマスターする乗り物ですからね。
ミナレへのあこがれの気持ちが上手く描かれていたと思います。

最後のマンションでの刃傷沙汰でもネタを取るために泥臭く生きるミナレのやり方にマキエは勇気づけられたのでしょう。

知られざるスープカレー屋伝説

マンションの刃傷沙汰からいつものようにラジオドラマにヌルっと移行しました。
時系列をさかのぼるように入れ替えて、この台本を書いたのがマキエであることが後でわかるようになっているのが良いですね。

内容自体はそれほど面白くないですが、マキエの想いが反映されています。
周囲に決められた道を進むのではなく自分らしい味を追求する姿勢が描かれていました。

三角関係

優しい中原に心を惹かれるマキエでしたが、彼はその思いに気付かないどころか、ミナレのことが好きなことをマキエに伝える無神経さを見せていました。
ミナレをクビにするなら自分もやめるという中原の”切り札”は以前から登場していましたが、最悪の使われ方をしましたね。

マキエがミナレの番組にネタを投稿しなかったのは嫉妬の感情があったのかもしれません。
これから二人はライバルとなっていくのでしょうが、ラジオパーソナリティと放送作家志望でどのようにライバルになるのかはよく分かりません。

面白かったシーン

個人的に好きだったのは店での人気が逆転して落ち込むミナレのシーンです。
「心象風景に追い詰められる」というセリフも好きですし、「美人カリスマ店員の座を奪う」というセリフの中には「私が美人カリスマ店員だ」というミナレの自意識過剰っぷりがシレっと潜り込まされています。
こういうシレっとした感じがこのドラマの面白さだと思います。
挽回しようとラジオ収録に臨むミナレの服装が普段と違うのもいいですね。

分かりにくかったところ

アナグマ禁猟期間という人気番組のラジオのハガキ職人・ジョーカースコンスキーの正体がマキエだったわけですが、イマイチこの番組の実態がつかめませんでした。
今回になって突然ジョーカーという存在が出てきたのも唐突な感じがします。
これまでに「他局にはアナキンという人気番組がある」とか、ちょっとだけでも触れられていれば印象は違ったかも。

たった一人のハガキ職人に全コーナーをパッケージで考えてもらうという番組コンセプトのアイデアは面白かったです。
メールだけで番組を構成する難しさやミナレのパーソナリティとしての実力のなさも描いてはいるのですが、アナキンの方を描いていないので何が違うのか分かりにくいんです。

若干前回と被っている気もしますし。

シセル光明

シセル光明の正体が明かされましたね。ラジオを中心に活躍した知る人ぞ知る伝説の芸人で既に死んでいるそうです。
ミナレの母親とかそういう感じでしょうか?

その他

ハイヌエレというインドネシアの神様の名前が紹介されていました。

ハイヌウェレ(はいぬうぇれ)とは? 意味や使い方 - コトバンク (kotobank.jp)

これを読む限りではそれほど悪いネーミングでもない気がします。

カメの耳の話もしていました。

カメの耳はどこにあるの?(トロロポスト:平成28年7月26日)|八木山動物公園フジサキの杜 (city.sendai.jp)

小芝さんのアフレコは声色をそれほど変えていないのにキャラを演じ分けていて面白かったです。

まとめ

毎回いろんなことが起こっていますが、結局全部同じ味になってしまうんですよね。

ドラマも中盤に差し掛かりましたしテイストが異なる回も観てみたい気がします。