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ラストマン第5話~谷間の回

 

 

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放送日・あらすじ・前回の感想

放送日

2023年5月21日(日)21:00~TBS系列で放送

あらすじ

www.tbs.co.jp

 

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ラストマン-全盲の捜査官- - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarksドラマ

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感想

高梨臨さん

今回の事件はインフルエンサーが被害者でした。

高梨臨さんが出演しているということもあって「『ヒガンバナ』っていうドラマにもこんなエピソードがあったなぁ」と思いながら観ていました。

あっちはブロガーでしたけどね。

ヒガンバナ~警視庁捜査七課~|日本テレビ (ntv.co.jp)

このドラマに限らず、こういうタイプの話は珍しくありません。

しかも事件の真相はフォロワー数に憑りつかれた女の凶行というベタなものでした。

正直言ってあまり面白くなかったですね。

良かった点

それでも良い箇所はあったので先に書いておきます。

良かった点はエピソードの中で統一感があるところです。

護道家での食事会から始まり、護道の父親の料理についても触れています。

というか、護道の父親の話がしたかったから料理の話にしたんでしょうが、どのエピソードもこういう統一感を持たせることを意図的にやっているあたりがこのドラマを質が高いと感じる一因だと思います。

 

他にもちょっとしたシーンに本物の料理系インフルエンサーを出演させているところもよかったです。

ありふれた話

とにかくよくある話なんですよ。

顔出ししていないインフルエンサーが実は別人だったとか、料理を作っているのは別人だとか、まず最初に誰でも思いつく展開ですし、そこからそれほど動かないんです。

登場する料理系インフルエンサーも結構健全な業界なんですよね。

「この料理は撮影が終わったら廃棄します」とか、何か異常性を個人的には盛り込んでほしかったですね。

解決編

ドレッシングに入っていたスパイスが青島(高梨臨)のものだから犯人だというのも、あまり納得がいきません。

スパイスから足がつく可能性に気付くような冷静な犯人なら、スパイスをナオンに借りるとか、やりかたもいろいろあるだろうって思っちゃいました。

ナオンが自分で料理を作っていないという真相も、青島だけがそのことを知らない悲劇性が足りない気がします。

『古畑任三郎』の木の実ナナさんの回みたいな。

 

自分の頭を殴らせるというのもストーリーがあさっての方向に進んじゃっているし、ラグに付いた車輪の後もそれほど関係ないですし。

 

それに、「家庭料理ってそんなに偉いのか?」って思っちゃいましたね。

特別な日の食卓を飾る料理だって価値はあるんじゃないの?

毎日の料理をおいしくするのも、特別な日に普段は作れないような料理を作るのも、誰かを喜ばせたいとか生活にいろどりを加えたいという思いでは一緒ですよね。

それにカナカナが稼いでいた額って生活のためを遥かに超えますよ。

 

日本の映画やドラマってお弁当を過剰に評価する傾向があるんですよね。

お弁当に関する映画が無数に作られているんですよ。

皆実の過去

遂に皆実の過去が明らかにされました。

皆実の両親が殺害され、彼が視力を失ったのはある事件がきっかけのようです。

護道の父親の件も絡んできてドラマの全体像が明らかになってきました。

新たなキャストも発表されましたし徐々に割合が増えてくるかもしれませんね。

まとめ

今回は谷間の回でした。

まぁ、10話すべてが面白いなんてことはなかなかありませんから、次回に期待します。

次回山田純大さんが出演されていますが、脚本家が同じ『TOKYO MER』でも似たような役を演じているんですよね。

同じ世界線なんでしょうか?