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放送日・あらすじ
放送日
2023年1月26日23:59~ 日本テレビ系列で放送
あらすじ
感想
老い
今回も中年男の悲哀からスタート。こういうパターンは『結婚できない男』とかに似てますね。
スタンプカード
母とは縁のないアイテム・バッティングセンターのスタンプカードを見つけたくるみ(中田青渚)は野球顔の筒見(眞島秀和)を連想します。眞島さんって野球顔?いわれてみればセカンド守ってそうな顔のような気もする。
9マスまで埋められたまま忘れ去られたスタンプカードは唐突に姿を消した筒見の存在を匂わせています。あるいは空いたままのマスがくるみの喪失感を表しているのかも。いずれにしても止まっていた時間を母の大学時代を追体験することで動かそうとするくるみを筒見(眞島秀和)は拒絶してしまいます。なぜ筒見は杏奈のもとから突如姿を消したのか?それが今回のストーリーの中心でした。
ちなみに秋山・清原・デストラーデが活躍したのは90~92年の西武ライオンズのようです。
父親が施設へ
慌ただしい仕事場に場面が移り「連休前」というワードが出てきます。そして、兄からこの週末父を施設に預けることにしたという電話、さらに杏奈の墓参りも週末だということが分かっているので展開が予測しやすいんです。深夜にゆったり見るにはこういう丁寧さがありがたい。
施設での兄との会話で大体の20年前の真相はわかるのであとは確認作業になります。「何があったんだろう?」と考え込まなくていいようになってますね。
大学へ
2人の思い出の大学を訪ねる筒見。結構ズカズカと構内を歩き回ります。ここでは20年前の筒見たちの様子がシームレスに挟み込まれます。部室の張り紙に「バンド内恋愛禁止」と書かれているなど、バンド仲間たちの証言が映像化されています。
前回もそうだったんですけど、筒見の見ている過去の自分たちの思い出の中に、リアルなくるみがまるで杏奈かのように存在しているわけですよね。その演出が弱いんですよ。ハッとした感じが伝わってきません。ちょっと残念なポイントです。
いなくなった真相
筒見は父が倒れたことで大学を中退せざるを得なくなり、その負い目から杏奈との連絡を絶っていたそうです。まぁそんなことだろうと思っていましたし、くるみが言う通り「20年間も後悔するほどのことではない」んです。この大したことのない感じ、「運命の歯車」とか言い出さない軽さが心地よいです。
エンディングテーマだけ全くドラマとマッチしてないのは気になります。