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罠の戦争第1話感想

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放送日・あらすじ

放送日

2023年1月16日(月)22:00〜 フジテレビ系列で放送

あらすじ

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相関図 | 罠の戦争 | 関西テレビ放送 カンテレ (ktv.jp)

 

 

感想

政治資金パーティ

政治資金パーティからスタートします。パーティということで関係者が一堂に会するので人間関係を把握しやすいです。

まずこの犬飼大臣という政治家のキャラクター設定が秀逸です。

政治家としての能力は高くはないが人情派で、当選回数が多いので特命担当大臣のポストを与えてもらったのでしょう。現実にもこういう政治家はいますね。

 

「子を産むのが女の仕事」という失言で窮地に立たされているという設定もリアルでした。

秘書の仕事

政治資金パーティを裏方として取り仕切りながら、関係者の名前を大臣に口添えするなど鷲津の優秀さが紹介されていました。彼の記憶力は後々武器になるのでしょう。

 

そのほかにも雑用、部会への代理出席、陳情の対応、原稿の作成などリアルな秘書の描写も良かったです。

同時並行で進む

政治資金パーティでは複数の出来事が同時に進んでいました。虻川のパワハラ、着服疑惑、蛯沢の生卵、そして息子の事故。開始15分で「このドラマは面白い」と確信しました。

蛯沢というキャラクター

植物オタクの彼がなぜ鷲津に恨みを持っているのか?生卵をぶつけるという彼のやろうとしたことと彼のキャラクターにはギャップがあって興味をそそります。

鷲津も過去に犬飼に拾われたので蛯沢を採用したのかもしれませんね。

蛯沢にかけた「秘書の秘は秘密の秘」という言葉も今後の鷲津の復讐に関わってきそうです。

息子の事故の真相

鷲津の息子は意識不明に。目撃者によると何者かに突き落とされたらしい。

しかし犬飼自ら事故にしてほしいと頼んできます。

ここでも犬飼の設定が生きています。誰かが誰かに依頼して、回り回って犬飼の元に辿り着いたんですね。犬飼にも誰の依頼なのかわからないんですね。

こういうリアルな設定はなかなかないです。

息子が襲われたということは何かを目撃してしまったのかもしれませんね。そちらの真相も明らかにされるのでしょう。

復讐開始

ここで秘書を辞めるのではなく秘書として面従腹背する道を選ぶのがこのドラマの面白さです。だから『罠の戦争』なのでしょう。

「弱い者には弱いなりの戦い方がある」という言葉通り鷲津、蛍原、蛯沢の弱い者チームとそれ以外に色分けされました。

最初のターゲット

最初のターゲットはパワハラ政策秘書の虻川(田口浩正)。犬飼の女性蔑視発言という背景と女性大臣との対比でニュースバリューを高めるというやり方は理にかなっているなと思いました。ただ、鴨井(片平なぎさ)の行動は運任せなところがあるので、パワハラに厳しいっていうだけだとちょっと弱いかな。もう少し確証が欲しいなとは思いました。原稿のすり替えも犬飼は一言一句原稿通り読むっていう描写があった方が説得力はあったと思います。

その他

犬飼の息子が大臣秘書官っていうのも洒落がきいてます。岸田総理への揶揄でしょうか?