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笑うマトリョーシカ(TBS・金曜10時・水川あさみ)第7話感想

 

 

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水川あさみさん・櫻井翔さん出演ドラマ『笑うマトリョーシカ』第7話が放送されました。BG株事件の証拠が浩子の手にわてっていることが発覚し、清家の総理大臣への野望をかなえるための道具が出そろいました。ストーリーとしてはそれほど起伏がなく、つまらなかったです。

放送日・あらすじ

放送枠

TBS 金曜日 22:00~

放送日

2024年8月09日

公式サイト

金曜ドラマ『笑うマトリョーシカ』|TBSテレビ

基本情報

原作

早見和真『笑うマトリョーシカ』

脚本

いずみ吉紘
神田 優

キャスト

道上香苗 水川あさみ
東都新聞の記者。社会部から文芸部に異動。
鈴木俊哉 玉山鉄二
清家の政務秘書官。
清家一郎 櫻井翔
厚生労働大臣。未来の総理候補。

山中尊志 丸山智己
青山直樹 曽田陵介
道上香織 筒井真理子
道上兼高 渡辺いっけい
旗手健太郎 和田正人
佐々木光一 渡辺大

相関図はコチラ↓
相関図|TBSテレビ 金曜ドラマ『笑うマトリョーシカ』

感想

陳腐なシーン

ヘイトスピーチ厳罰化反対を叫ぶ人々に対して清家が語り掛けるシーンがあるのですが、かなり陳腐です。
演説会場にまで乗り込んでくるような人たちがあんなに素直に引き下がるとは思えませんし、清家が言っていることはただ自分の考えをマイクを通さずに語っているだけです。
例えば「消費税増税反対」のような内容を支持者との間で車座になって語り合うのならわかるんですけどね。
「そんなの、き、き、詭弁だ」っていうセリフにはげんなりします。

前回、加藤雅也さんが演じる和田島の演説には説得力があっただけに残念でした。

清家の感情

「感情のない入れ物」とされていた清家が感情をあらわにした瞬間が描かれていました。
紹介されたのは4つでした。

  • 父の腕時計を奪われたとき
  • 鈴木が亜里沙に失礼な言動をしたとき
  • 保守層から反発を食らったとき
  • 鈴木を解任したとき

彼は自分が大切と思っているものを傷つけられたときに感情を露わにするようですね。

鈴木は清家を復讐のために利用するだけのはずがいつの間にか友人になっていました。
それは清家の側も同じなようです。
総理大臣がBG株にかかわっている以上鈴木を秘書にしておくわけにはいかないという事情もあるんでしょうね。

BG株事件

鈴木の父・宇野が死に追いやられたBG株事件について自殺した秘書が生前鈴木に証拠を託していたことが発覚しました。
しかし、まだ高校生の鈴木に証拠を託すようなことをするのはちょっと疑問です。
一色は歴代の生徒会長の原稿を提供し、演説の順番を変更するなど清家に肩入れしました。
このあたりについても高校生が生徒会長になることを政治家という夢への第1歩ととらえるのは十分理解できます。
しかし、大人が生徒会長選をここまで重要視することには違和感があります。

まぁそれは置いておいて、浩子がBG株事件の証拠を握っているということは総理大臣の生殺与奪を彼女が握っていることを意味します。
清家にとってベストなタイミングでこのカードを切ろうとしているのでしょうね。

おわりに

今回はあまり面白くはありませんでした。キャラクターの印象が二転三転するところに面白さがある作品ですが、イメージが固定化してきた気がします。