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日曜の夜ぐらいは…第6話~カフェ開店へ本格始動

 

 

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清野菜名さん、岸井ゆきのさん、生見愛瑠さん出演ドラマ『日曜の夜ぐらいは……』第6話は彼女たちがカフェ開店に向けて最初の一歩を踏み出しました。カフェのコンセプトを決めるにあたり彼女たち3人のこれまでの人生が反映されていきます。『日曜の夜ぐらいは……』というタイトルの意味も語られましたね。

放送日・あらすじ

放送日

2023年6月4日(日)22:00~テレビ朝日系列で放送

あらすじ

www.asahi.co.jp

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日曜の夜ぐらいは... - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarksドラマ

相関図はこちら↓
キャスト|『日曜の夜ぐらいは...』|朝日放送テレビ (asahi.co.jp)

 

 

感想

物件探し

翔子(岸井ゆきの)が物件の候補を見つけてきたところからスタートでした。
駅からの導線がよく、大学が近く、会社もそこそこあり、保育園のママ友たちの利用も見込めるとなればなるほど確かに好条件ですね。
こういうドラマって特に意図でもない限り具体的な地名を伏せるのでイマイチイメージしづらいというのはあります。
サチたちの拠点は東京郊外の団地のようですが、彼女たちが今どこにいるのかよくわからないんですよね。

「スケルトン」や「居抜き」なんて用語を積極的に使うワクワク感は観ていても楽しいです。

居抜き、スケルトンとは?違いやメリット・デメリットを比較 | 施工・設計・店舗デザインなら双葉デザイン (futaba-d.co.jp)

結局先を越されてしまいましたが、低めで安定していた彼女たちの人生に波風が立っていることを肯定的に描いていました。
同じ辛さでも高みを目指す中での困難は楽しいってことでしょうね。

本当の分岐点

コンサルタント料200万円を振り込みました。
彼女たちは物件を先を越されたことを分岐点と語っていましたが、本当の分岐点はこっちです。
彼女たちの当選金額の15分の1という大金ですし、最初の出費でもあります。

ところどころに振り込め詐欺の疑いを匂わせたり、若葉に「騙されているのではないかと思った」と言わせてみたりしていました。
賢太は「信用してくれてありがとうございます」と“信用”という言葉をやたらと重視していて、“騙されたかも”という冗談にも顔が曇ります。
その理由は彼の回想シーンで明らかにされました。
彼はカフェのコンサルタントという虚業感満載の肩書き、「人(特に世間知らずの若い女性)の淡い夢につけこんで金をかすめ取る」的なイメージに苦しんでいたようです。

おそらく彼は本当にカフェが好きで、誰かの夢をかなえるお手伝いにやりがいと誇りを感じているのでしょう。

カフェのコンセプト

彼女たちのカフェのコンセプトが明かされました。
敷居が低くサチの母や、若葉の祖母でも気兼ねなく立ち寄れる、というのは彼女たちらしい発想ですね。
高いアイスと長い名前の飲み物も彼女たちが経験してきた辛酸の中から生まれた知恵ですし。

3人の人生が反映されたカフェが徐々に形作られていくのを見守る感じは連ドラならではの面白さかも。

日曜の夜

3人の共通点は同じラジオのリスナーということなので、その話題になるのは当然として結構強烈な言葉が登場します。

「日曜の夜に死にたくならない人は幸せだと思う」という若葉の詩です。
この言葉は「私は死にたいです」というのとほぼ同義でしょう。

死亡曜日・時間別にみた自殺 (mhlw.go.jp)

実際月曜日の自殺者数は多いみたいです。

このドラマのタイトルは『日曜の夜ぐらいは』と“ぐらい”と続けていますが、日曜の夜を幸せに過ごすことがいかに難しいかを物語っていますね。
そのつらさを乗り切る手段がラジオでありアイスクリームであり、このカフェなんですよね。

死にたくなるほどつらい日曜の夜を「日曜の夜ぐらい幸せに過ごそうよ」と反転させるメッセージには力強さを感じました。

まとめ

夢に向かって踏み出してもところどころに過去を感じる。
そんなところがこのドラマの魅力なのかもしれません。
次回は彼女たちの過去に少し決着がつくようです。